Reserve Protocol (Japanese)
Vault Ratioはどう変化するか
Reserve発行・Vault asset回収時 (Reserveの価格を下げる)
両方増加する
$ auction\_price = \Delta Vault / \Delta Reserve
元のratioより$ auction\_priceが高ければVault Ratioは上がる
$ previous\_ratio < auction\_price
オークションが経済合理的なら、
$ auction\_price < market\_price
よって、Vault Ratioが上がるには
$ previous\_ratio < market\_price
Reserve回収・Vault asset売り出し時 (Reserveの価格を上げる)
両方減少する
$ auction\_rate = |\Delta Vault / \Delta Reserve|
元のratioより、$ auction\_rateが低ければVault Ratioは上がる
$ auction\_rate < previous\_ratio
オークションが経済合理的なら、
$ market\_price < auction\_rate
よって、Vault Ratioが上がるには、
$ market\_price < previous\_ratio
これは常に成立する
$ market\_price < 1 < previous\_ratio
オークションでのrateを、必ず元のVault Ratioと合わせるとすると、
Reserveを発行する時は、
$ previous\_ratio < market\_price
Reserveを回収する時は、
$ market\_price < previous\_ratio
Vault Target < 1で成立するか
初期状態
価格、供給量、時価総額について、
$ P_0 S_0 = V_0, \ P \simeq 1(\$)
Vault時価総額はVault Targetと等しいとすると、この時のVault時価総額は
$ S_0 * (\$1) * Vault\_Target\_Ratio = S_0 * Vault\_Target\_Ratio(\$)
価値の暴落
価値が暴落したとして、
$ P_1 S_0 = V_1, \ V_1 < V_0
この時の時価総額$ V_1を、Reserve回収イベント前後で一定とすると、
$ PS = V_1
Reserve回収イベント
理想的なReserve発行量について、
$ 1 * S_1 = V_1
Reserve回収のためのVault asset売り出しイベントにおいて、参加者は常に市場の価格$ Pより少し高い価格$ P + \epsilonで買うと仮定する --- ①
すると、回収に必要なVault assetは以下の量
$ - \int^{S_1}_{S_0} (P + \epsilon) dS = \int^{S_0}_{S_1} V_1 / S dS + \Epsilon= V_1 log(S_0/S_1) + \Epsilon = S_0 P_1 log(1/P_1) + \Epsilon < S_0 * 0.15 + \Epsilon
現実的か
現実には、①が難しい。
売り出し量を細切れにしていけば$ \epsilonを小さくしても買ってもらえるかもしれないが、その分価格復旧に時間がかかる
というかそもそも、Vault assetの暴落に弱くなる。
その他
オークションの終了条件
売る量または買う量が決まっている
Reserve発行: 売るReserveの量が決まっている
Reserve回収: 買うReserveの量が決まっている
Reserve Share発行: 買うVault assetの量が決まっている
Reserve Share回収: 売るVault assetの量が決まってい